今日、ふたつめの投稿です
時事問題なので、号外(Extra)・・・かな
25日に判決が出た、京アニ放火裁判について、です
NHKと朝日新聞のオンラインで、判決内容の記事を読んで、強く感じたこと
父親からの虐待や貧困など、苦境にあった子ども時代の影響について、裁判長が
「アルバイトや派遣など社会経験をし、事件当時41歳であったことからすれば、影響の程度は限定的だ」
と判決文を読み上げた・・・と読んで
わたし的には、うーん、それはちょっと違うんじゃないか・・・と
もちろん、どんなに子ども時代が苦難の連続だったとしても、それが人を殺める言い訳には、なりません
が、小学校3年生で、母と別れ、虐待を繰り返す父と暮らしてきた彼の心の傷は、ものすごく深いはず・・・と想像します
そういう心の傷を、自ら自覚し、自ら回復の道を模索し、ひとの助けも得ながら癒し、立ち直っていくことは、簡単ではありません
社会へ出て、なんらかの仕事を経験したから
年を取ったから
といって、自然に解消するものでは、ありません
そういうことを、裁判長という、ひとを裁く職務にある人でさえ
知らないんだ・・・と思いました
知識として、理解していても、ほんとうにはわかっていない、と感じます
そして、言い渡された判決も
死刑ではなく、無期懲役のほうが、あるいは終生懲役(そんなのあるのかわかりませんが)長い目で見れば、最終的には、遺族にとっても、被告本人にとっても、そして、社会にとっても、よいのではないか、とわたしは感じています
そうなると、被告を国民の税金を使って、この被告を生かすことになるんですが
さらに、弁護側が「無罪」を主張した・・・というのも、驚きました
自分の被害妄想から、36人を殺して、30人以上に怪我をさせて、無罪を申し立てることができるんですか?
情状酌量を願うならまだしも・・・
わたし的には、あり得ない
非難されながらも、被告の治療をしたお医者さん、立派でしたね
あの方たちの努力がなければ、被告が死んでいたら、23回に及ぶ裁判もできず、遺族の方々も、怒りをどこへぶつけたらいいのか、やりきれないほどの尻切れトンボになったでしょう
裁かれるために生かすという強い信念をもって、治療にあたられた医師とそのチームに、心から感謝します