一期一会

食べて、お昼寝して、遊んでまた食べる・・・そんな猫たちみたいに、好きなことだけしよう

Extra: Kyoto Animation Court Ruling

今日、ふたつめの投稿です

時事問題なので、号外(Extra)・・・かな

25日に判決が出た、京アニ放火裁判について、です

1月15日の朝焼け

NHKと朝日新聞のオンラインで、判決内容の記事を読んで、強く感じたこと

 

父親からの虐待や貧困など、苦境にあった子ども時代の影響について、裁判長が

「アルバイトや派遣など社会経験をし、事件当時41歳であったことからすれば、影響の程度は限定的だ」

と判決文を読み上げた・・・と読んで

 

わたし的には、うーん、それはちょっと違うんじゃないか・・・と

もちろん、どんなに子ども時代が苦難の連続だったとしても、それが人を殺める言い訳には、なりません

が、小学校3年生で、母と別れ、虐待を繰り返す父と暮らしてきた彼の心の傷は、ものすごく深いはず・・・と想像します

そういう心の傷を、自ら自覚し、自ら回復の道を模索し、ひとの助けも得ながら癒し、立ち直っていくことは、簡単ではありません

 

社会へ出て、なんらかの仕事を経験したから

年を取ったから

 

といって、自然に解消するものでは、ありません

 

そういうことを、裁判長という、ひとを裁く職務にある人でさえ

知らないんだ・・・と思いました

知識として、理解していても、ほんとうにはわかっていない、と感じます

 

そして、言い渡された判決も

死刑ではなく、無期懲役のほうが、あるいは終生懲役(そんなのあるのかわかりませんが)長い目で見れば、最終的には、遺族にとっても、被告本人にとっても、そして、社会にとっても、よいのではないか、とわたしは感じています

そうなると、被告を国民の税金を使って、この被告を生かすことになるんですが

 

 

さらに、弁護側が「無罪」を主張した・・・というのも、驚きました

自分の被害妄想から、36人を殺して、30人以上に怪我をさせて、無罪を申し立てることができるんですか?

情状酌量を願うならまだしも・・・

わたし的には、あり得ない

 

非難されながらも、被告の治療をしたお医者さん、立派でしたね

あの方たちの努力がなければ、被告が死んでいたら、23回に及ぶ裁判もできず、遺族の方々も、怒りをどこへぶつけたらいいのか、やりきれないほどの尻切れトンボになったでしょう

裁かれるために生かすという強い信念をもって、治療にあたられた医師とそのチームに、心から感謝します