ホヌが亡くなってから、火葬の日までの一週間
ホヌが旅立つときに、一緒に持たせたいものを、すこしずつ用意しました
ホヌが持っていきやすいように、小さないれものを準備します
最初に、キャットニップをいれる小さな巾着を作りました
布は、オットが着古した、袖なしハワイ柄のコットン Tシャツ
クタクタになるまでオットが着たものだし
ホヌは、ハワイ語の名前なので、ぴったりです
ちくちく縫っていると、心が落ち着いてくるのがわかりました
次に探したのが、おやつをいれるもの
引き出しをあちこち開けてたら、和紙のポチ袋を発見
お古だけど、味があってステキなので、これに決定
最後は、かつおぶしをどうするか・・・
折り紙で箱を作れるかも・・・と思いついて
YouTubeで動画を見ながら、小さな箱を折りました
折り紙が手元になく、真っ白じゃさびしいから、手書きで模様を描きました
紙を折る作業も、痛む心を鎮めてくれました
しばらくぶりに針を持ち、折り紙を折ってみて
手仕事って、こころが鎮まるんだなぁ・・・と実感しました
草は、ホヌが庭に出るたびに、はぐはぐと食べていたあたりの草を、はさみで切ってきました
かつおぶしの箱
ホヌのお供が、揃いました
思い描いたとおりに、出来上がって
悲しい状況にもかかわらず、なんだか妙な達成感と満足感
生きるって、悲喜こもごも・・・ってこういうことなのかな・・・
そして、最期は、ホヌのもとへ
食いしん坊で、私たちの夕飯に鶏肉やお魚が並ぶと、テーブルにひらりと乗ってきて、ちょっともらうまで、静かに粘るホヌですから、手ぶらで旅立たせるわけにはいきません
バターも好きだったなぁ・・・
こうやって、たっぷり、ゆっくり、時間をかけて
ホヌの世話をし、お別れをし、旅立ちのしたくをしてあげられて
私は、ほんとうに恵まれている
ありがたいことだ、って、しみじみ思っています
八百万の神さま、どうもありがとうございます
わたしのかわいいホヌのこと、どうぞよろしくお願いします