一期一会

食べて、お昼寝して、遊んでまた食べる・・・そんな猫たちみたいに、好きなことだけしよう

42 Years-Old Notebook

2020年の秋に父が亡くなった後

「捨ててもいいか、それともそっちへ送るか」と妹から尋ねられ

古い写真や卒業アルバムなんかを、一番安い船便で送ってもらいました

 

先日、その箱から、昔の写真を探していたら、底のほうから、思いがけないモノが出てきて、びっくり

当時、大学を卒業する前に、海外旅行をするのがはやり

アメリカに語学研修に行った子、フランスとスペインを旅した子

イギリスへ行った子、など、いろいろでした

 

わたしは、往復の飛行機と最初の一泊、最後の一泊だけ手配済み、あとはまったくの空白=自分で自由に旅を組み立てる、という、その頃始まったばかりのリクルート・ヤングツアーに参加

クラスメートの女の子とふたりで、巨大なバックパックしょって、若者向けの鉄道パスユーレールユースパスを使って、「トーマスクックのヨーロッパ鉄道時刻表」と「地球の歩き方」を持って、ヨーロッパを旅しました

その時、記録のために、毎日メモったノートです

 

「とっとけばよかったなぁー、あのノート」と思っていたので、宝物を見つけた気分!

列車の発着時間を事前に調べたらしい

最初に自分たちで見つけたロンドンのBed & Breakfast

ネットで調べてみたけど、この名前の宿は、さすがに出てきませんでした

最後のパリの宿

毎日、もっといろいろ書いたのかと思ったけど

それほどでもなくて、ちょっと残念だったけど

アタマの中には、いろんな記憶と思い出が残っています

 

列車で目的地に着くたびに、その日の宿を探して、両替して

列車以外の移動は、すべて徒歩か公共交通機関

イギリス以外で英語が通じたのは、ドイツだけ

 

我ながら、よくやったなぁ・・・

世間知らずの、うら若き乙女ふたりが、無事に鉄道でヨーロッパを旅できたのは

よい時代だったから、でしょうか

ノート裏表紙に書いた注意書き

箱の中に、旅の写真もありそうなので、いつか写真で旅を振り返る

みたいなこと、やってみようかなぁ・・・