2020年の秋に父が亡くなった後
「捨ててもいいか、それともそっちへ送るか」と妹から尋ねられ
古い写真や卒業アルバムなんかを、一番安い船便で送ってもらいました
先日、その箱から、昔の写真を探していたら、底のほうから、思いがけないモノが出てきて、びっくり
当時、大学を卒業する前に、海外旅行をするのがはやり
アメリカに語学研修に行った子、フランスとスペインを旅した子
イギリスへ行った子、など、いろいろでした
わたしは、往復の飛行機と最初の一泊、最後の一泊だけ手配済み、あとはまったくの空白=自分で自由に旅を組み立てる、という、その頃始まったばかりのリクルート・ヤングツアーに参加
クラスメートの女の子とふたりで、巨大なバックパックしょって、若者向けの鉄道パスユーレールユースパスを使って、「トーマスクックのヨーロッパ鉄道時刻表」と「地球の歩き方」を持って、ヨーロッパを旅しました
その時、記録のために、毎日メモったノートです
「とっとけばよかったなぁー、あのノート」と思っていたので、宝物を見つけた気分!
ネットで調べてみたけど、この名前の宿は、さすがに出てきませんでした
毎日、もっといろいろ書いたのかと思ったけど
それほどでもなくて、ちょっと残念だったけど
アタマの中には、いろんな記憶と思い出が残っています
列車で目的地に着くたびに、その日の宿を探して、両替して
列車以外の移動は、すべて徒歩か公共交通機関
イギリス以外で英語が通じたのは、ドイツだけ
我ながら、よくやったなぁ・・・
世間知らずの、うら若き乙女ふたりが、無事に鉄道でヨーロッパを旅できたのは
よい時代だったから、でしょうか
箱の中に、旅の写真もありそうなので、いつか写真で旅を振り返る
みたいなこと、やってみようかなぁ・・・