一期一会

食べて、お昼寝して、遊んでまた食べる・・・そんな猫たちみたいに、好きなことだけしよう

Classic Concert and My Favorite Earrings

昨日は、何年か振りに、クラシックのコンサートに出掛けてきました

ポートランドのダウンタウンにある、アーリーン・シュニッツァー・コンサートホール

The Aarlene Schnitzer Concert Hall
(名前がややこしくて、タイプするのにひと苦労)

座った席から見た、ステージ

後ろを振り返って、天井を見上げると

余裕をもって出掛けたつもりでしたが、パーキングのあれこれに手間取って、結局、会場に着いたのは、コンサートが始まる10分前くらいだったので、ゆっくり中の写真を撮る暇がありませんでした

ま、混んでいたので、時間があっても人ばっかり写った写真になったと思うけど

ホールの中がどんなか興味を持たれたら、ググってみてください、いろいろ出てきます

 

今日のわたしのお目当ては

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

右端のバイオリニストが今日の主役

 

 

数年前に、五嶋みどりさんがN響と弾いたYouTubeを見て、いたく感動し

ぜひ、生のオーケストラ演奏で聞きたいとずーっと思っていました

みどりさんは、シアトルで何度か公演されてるんですが、いつもその直前に知り、もうSOLD OUTだろうと、チケットを調べることもせず・・・

 

今回は、去年のブラックフライデーセールで、オレゴン・シンフォニーが、チケットのセールをしていて、プログラムを見たら、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲があったので、これはチャンス!と購入

ひとり$30ドルでした

 

いやぁー、やっぱり、さすがにナマの演奏は、素晴らしかった~

目を閉じて、じかにからだに伝わってくる、ヴァイオリンとオーケストラの音色のバイブレーションを、う~んと楽しみました

 

目を閉じて・・・というのも・・・主役のヴァイオリニストのいでたちがですねぇ

 

もろ、サラリーマンのおっさんかよ

 

・・・でして、地味な背広に、ブルー・紺系のネクタイ・・・!

もちろんどちらも上質なものだと思うけど

なんか、ちょっとビジュアル的に・・・現実的すぎて・・・日常的すぎ

 

やっぱり女性がいいなぁ~

ドレスだし、全体的に美しいし

女性ヴァイオリニストだったら、ずーっと、じーっと見ていたと思います

 

ま、でも、演奏そのものは、素晴らしかったので(私的には、みどりさんは、もっとすごいけど)終わった後は、全員総立ちのスタンディングオベーション

 

一緒に行ったクラシック好きのオットも

これまでで*、一番よかった!素晴らしい演奏だったねー!

とすっかり感動してて、チケット取ってよかったなー、と私もニコニコ

*注:オットは車に乗るとラジオでクラシックを聴きますが、コンサートに行ったのはたぶん5本の指で余るくらいです・・・)

 

・・・ところが・・・

休憩をはさんで、後半の曲が始まると・・・

 

た・・・退屈・・・💧

 

目を閉じたら、思わず数分うとうとしてしまい・・・

最初の楽章の終わりの拍手もまばら・・・

そこで、席を立つ人たちもちらほら・・・

うん、わかるわ、その気持ち・・・

 

楽曲はブルックナーの交響曲

コンサートの冒頭で、指揮者が、この曲を選んだ理由を、こまかく聴衆に説明していたんですがこんなこと普通しますっけ?

 

まー、もー、どーしてこの曲?

 

わたしの素人耳には、メロディが単調で、やたら強弱が激しくて

映画のBGMなら、ぴったりかも・・・ってな感じで

ひとこと、つまんなーい!

 

特に、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲聴いた後に、これだとねぇ・・・

 

私はだんだん、かすかにいらだちさえ感じ始めて

似たようなフレーズの繰り返しに

 

もういいっ、やめてくれーぃっ!

 

・・・と叫びたい衝動に駆られ・・・

いや、もー、こんなの初めてですよ・・・

 

すべての演奏が終わって、大きな拍手が沸いたのを聞きながら

拍手しつつ、そそくさと席を後にしました

 

ホウホウのていで会場を後にしたので、帰る前に写真撮るつもりだったこともすっかり忘れました

夜のコンサートホール (ネットから拝借)

ダウンタウンのレストランは、どこもお高いので、パス

うちの方向へ半分くらい戻ったところにある、フィリピン料理のお店へ

クリスピー・ポーク

お肉はジューシーで、ついてきたソースと一緒に食べて、とても美味しかったです

ぱりぱりに揚がった皮も楽しみにしてたんですが、これがものすごぉーく硬い

歯が欠けそうなので、食べるの止めました・・・💧

オットもギブアップ

 

コンサートといい、晩ごはんといい、半分いいけど、半分?な、なんだか妙な日でした

 

おー、忘れちゃいけない

とってもいいこともありました

 

コンサートの幕間にトイレに行って、手を洗っていたら

"I like your earrings."(イヤリング、ステキね)

という声が聞こえたので、そちらを見ると

隣のシンクで手を洗っている女性が、にっこり

わたしも笑顔になって

"Oh, thank you."

 

たったそれだけ、なんですが

こういう、見知らぬ人からの思いがけないほめ言葉、こっちではよくあって

ぽっと、心が温かくなる、大好きな瞬間です

まさに、一期一会だし

ほめてもらったイヤリング
パールはサイズを比較するのに置きました

イヤリングは、ネイティブアメリカンのお祭り(Pow Wow)で購入したもので

長く垂れさがるタイプなので、普段ではなく、ちょっと特別な時につける

わたしのお気に入りです