今日は、8月半ばからずっと気になっていることについて書きますーちょっと長いです
今年の8月18日に、マイアミの水族館、The Miami Seaquariumで死んだ Tokitae(トキタイ)/Toki(トキ)/Lolita(ロリータ)という名前のシャチ(Orca)です
残念なことに、私は、Tokiが死んで初めて、彼女のことを知りました
Tokiは、1970年8月8日にワシントン州のピュージェットサウンドで、商業目的で捕獲され、母親や仲間から引き離されて、遥か遠くのマイアミ州の水族館へ売却されました
当時、Toki は推定4歳
以来、今年の8月18日に死ぬまで、同じ水族館のシャチのタンクとしては世界で最小の水槽で暮らしました
一緒に捕獲され、世界各地へ売られていったシャチが数年で死んでゆくなか、Tokiはこの水槽で53年もの年月を生き延び、57歳で亡くなりました
水族館に到着した1970年から1980年まで、TokiにはHugoという仲間がいました
Hugoは、Tokiより数年前に同じエリアで捕獲されていて、どうやら彼らは同じ群れもしくは、近い群れでつながっていたようです
Hugoが1980年の3月に死んでからは*、イルカはいても、シャチは Toki だけ
(*自傷行為の末とみられています)
Tokiの属する群れは、鮭を主食とし、群れで海を自由に移動します
一日に100マイル移動したり、鮭を追って何百フィートも潜るのは当たり前のこと
狭くて浅いタンクに閉じ込められたTokiには、そんな本来の暮らしはできません
なのに、なぜこんなに長生きできたのか・・・
Tokiを知る人は言います