さすがにもうなにもないだろう、と思う・・・思いたい、当地、年明け3日めの朝
まだあった・・・
北九州小倉、鳥町食堂街の火災
けが人がなくて、よかった、と思ったら
今度は、JR秋葉原駅に停車中の電車内で、刃物による傷害事件
しかも刃物を振り回していたのは、女性らしい
いったいぜんたい、どうした、ニッポン!
さらに、もうひとつ悲しいニュースは
乗客・乗員全員が無事に脱出した日航機
貨物室に預けられていたペット2匹が、犠牲になった・・・って
これは飼い主さんは、慟哭だろう・・・
救いたくても、救えなかった・・・辛すぎる現実
スーツケースなんかあきらめるしかないけど、動物は家族だ
想像するだけで、胸が痛い
かける言葉もみつからない
が、落ち着いて考えると、瞬時にして起こったあの大惨事
日航機の乗客・乗員179人全員、無事に燃えさかる飛行機から脱出できた
これは、ほんとうに奇跡的なことだった
突然起こった予想外の事態に対して、訓練どおり冷静に行動した乗務員の方たち
その勇気ある行動にも、ちゃんと目を向けないと
日本の羽田で起こった大事故だから、わたしはずっと日本のメディアばかりを追っていて、アメリカを含めた海外の報道は、最初に少し見ただけだったけど
今、日本でも報道されているように
海外のメディアは、日航機の乗客・乗員が全員無事機外に脱出できたことを
"Miracle at Haneda"「羽田の奇跡」
として、乗員の迅速かつ冷静な対応を称賛し、日本航空の日頃からの訓練を高く評価しています
(こういう時の英語って、ほんと端的でかっこいい表現になるなぁ、といつも感心します)
CNNはこの記事にかなり長いスペースをさいており、それを読むと
乗客・乗員が全員無事だったのは、乗員たちの日頃の訓練の賜物であること
客室乗務員は、機内食を運ぶだけが仕事ではなく、離着陸の際は、機内はもちろん窓の外に異変がないか注意を払い、何か問題が発生した場合どう動くか考えている、緊急時の訓練を受けた緊急時対応のプロであること
ゆえに、乗客は、離陸前に乗務員によって示される非常時の案内に、しっかり注意を払って理解する必要があること
そして、非常時には乗員の指示に従って行動すること、が大事であること
実際、今回、乗務員が乗客に、荷物を持たずに避難するよう指示したこと
そして、乗客がその指示に従ったことが、全員が脱出できた大きな要因のひとつだった、といっています
(アメリカではスーツケースを持ち出すことにこだわる人が、けっこういるようです)
飛行機に乗った時、わたしもあの最初の説明をあまりよく聞いてません
これからは、ちゃんと見て、聞くようにします
事故時の交信記録のやり取りがわかって
海保機の機長の責任が、問われそうです
そうなると、ただひとり生き残った彼に、厳しい批判が集中するのは目に見えています
こういう時、日本はほんとうに厳しい
彼とて、こんな大惨事を引き起こしたかったはずもなく
同僚の死と事故にまつわるさまざまな影響の責任を感じないはずもなく
これから、どんなに苦しむことかと思うと、言葉もありません
過去にも海保機(または自衛隊機?)が沖縄で、民間の空港から発着しようとして、民間機とニアミスになったことがある、と読みました
その時は、民間機が気づいて、回避したことで、大惨事にならずにすんだそうです
となると、民間の管制塔と海保または自衛隊のパイロットのコミュニケーションに、なにか微妙なズレがあるのではないか・・・
私の素人考えでは、そんな気がしています
だとしたら、そこを究明し、改善して、今回のような悲しい事故が二度と起こらないよう、ぜひしっかり調査してもらいたいです
そして、世間のみなさん、どうか海保機の機長をバッシングしないで
彼が普通の人間なら、もう十分ひとりでは背負いきれないほどの、重い責任と罪悪感に押しつぶされそうになっているはず、なんだから
クリスマスの前に買った、お水の要らないアマリリス
つぼみがふくらんできました
海保機の機長、宮本元気さんを守り、理解し、支えてくれるひとが、大勢いてくれますように
追記
平成27年(2015年)6月3日に発生した、沖縄、那覇空港での、航空自衛隊機と民間航空機のニアミスについての意見書を見つけました
航空自衛隊機が原因となった民間航空機との重大トラブルの抜本的な再発防止を求める意見書|那覇市公式ホームページ (city.naha.okinawa.jp)
さらに、平成29年(2017年)4月27日付けで、上記のトラブルについて運輸安全委員会が作成した「航空重大インシデント調査報告書」を見つけましたが、リンクは貼れないようになっています
この報告書の冒頭、要旨内<原因>の最後に、「自衛隊機の操縦士による離陸許可の取り違え」が報告されています
その部分だけ、スクショしました
ただ、今回の事故では、海保機の機長は、管制官からの指示内容を繰り返していますから、聞き取れていなかったわけではなく、調査の結果を待たねばなりません