Charter Bus and Earing Merit
108日かけてテキサス州からワシントンD.C.まで歩いたお坊さんたちとアロカ
帰りはどうするんだろう?
違うルートを歩くのかな?
それとも飛行機か車に乗って帰る?
わたしだけでなく、その他の多くの人たちも「帰り、どうするんだろう?」と思っていたようでした
ワシントンD.C.まであと1週間くらいになった時
フェィスブックのコミュニティページに、Work for Peaceのサポートチームからのリクエストが投稿されました
「ワシントンD.C.からテキサスまで僧侶一行を乗せて帰るチャーターバスを提供してくれる方を探しています」
ほぉー、どうなるんだろう
・・・と思っていたら、なんと投稿の3時間後には、もう寄付の申し出があって、一件落着!
す、すごい・・・
ミッションを達成した僧侶たちとアロカは、チャーターされたこの夜行バスに乗って、2泊3日(一泊めはバージニア州の教会、2泊めは車中泊)で、あっという間に出発した僧院へ帰りつきました



ワシントンD.C.到着後のお話しの中で
計画の段階では、往復歩くつもりだったこと
ところが、そうすると後に控えた大事な行事に間に合わないことがわかり
歩くのは片道だけになったこと
を説明してくれました
飛行機ではなく、バスを選んだのは、僧侶たちをサポートするためにRV2台と乗用車数台に乗って、行動を共にしてきたスタッフやボランティアを置いてきぼりにすることなく、一緒に帰路につくため、だったそうです
くぅー、さすがだな・・・
帰りのバスだけでなく
行進中の毎日のランチスポットとそこで提供されるお昼ご飯、夜の宿泊場所
これらはすべて無償で申し出てくれる団体(教会、寺院、学校、消防署、コミュニティセンターなど)が頼りなので
ランチスポットや宿泊場所は、ギリギリまで決まっていないことが多かったです
行進する僧侶たちのサポートのために常時、伴走してきたRVや乗用車
長い距離を歩くスピードでトロトロと走るわけですから
ブレーキの具合が悪くなったり、キッチン設備に不具合が起こったり
そのたびに、そのことを知った誰かが修理を買って出てくれて、事なきを得てきました
わたしが読んだのはわずかですが、お坊さんたちの行進の裏には、こんなふうにいろんな人たちの助けが、大小数えきれないほどあったんだと思います
ひとつ心に残ったエピソードがありました
ワシントンD.C.に入る前日
「明日の行進で使うバナーが見つからない」
「急遽、作ってくれる人を探している」という緊急事態に
助けを求めるメッセージを見た地元の歯医者さん
「必要な材料は全部うちにある」
「夫の在宅介護に来てくれる家族同然のヘルパーさんも手伝いたいと言ってる」
「功徳をつむ、またとないチャンスだ」
と考えて、迷わず引き受けることにしたそうです


緊急メッセージを見たのが午前10時過ぎ、すぐにバナー作りに取り掛かります
午後になって、疲れを感じてきた時「雨や雪、寒さの中を、お坊さまは2,300マイル歩いているんだから、一日がんばるくらいなんでもない」と自分に言い聞かせ、心のなかで「もうひとり手伝ってくれるひとがいたら」と願ったそうです
するとまもなく、絵を描くのが好きな友人が訪ねてきて、喜んで手伝ってくれることに
午後5時半には、色付けなどもほぼ完成

最後の仕上げを済ませて
午後6時半には、出来上がったバナーを手に、僧侶たちの宿舎までの運転を引き受けてくれた別の友人の車で、その夜のイベント会場兼宿泊場所の大学へ向かいます
イベントを終えたPannakara僧侶に、バナーを手渡した場面

Pannakara僧侶は、ご主人の写真を見つめながら、ご主人のためにお経を唱え
たまたまこの日が誕生日だった介護のヘルパーさん(写真右下)には、祝福のお経を唱えてくださったそうです
バナー作りに関わった人たちみんなにとって、一生忘れられない日になったでしょうね

僧侶たちの平和を願うミッションに、心を動かされ、食事を用意したり、何か少しでもお役にたちたいと思う気持ち、そうすることでわずかな徳(Merit)をつめることをありがたいと思う、そんな心持ち
日本のお遍路さんへの「ご接待」に通じるものがある、気がします
なにかこう・・・気持ちがゆるみます・・・